電車の中で、「ゲーム」について考えた事。
近所のコンビニでカップのトムヤム味フォーを買ったら、割り箸じゃなくて
スプーンが付いてきたオケタニです。しかも先割れしてないタイプ。どうやって
これで麺類食え、っつーんじゃあ(´・ω・`)。買ってすぐチェックしない
オケタニも悪いんですけども。大人しくスプーンで食いましたともよ、ええ。
ぞるぞる。食べにくぃ。
昨晩の事。終電ではないけども、まぁそこそこ遅い時間の某JR車内。
帰宅時の電車内、と言ったらオケタニ、当然モンハンです。という訳で
PSP を取り出し、ヘッドフォンを差して早速ティガレックスが待ち受ける
フィールドへ。
混んでる事で名を博す路線ですので、到底「空いてる」とは言い難い車内
でしたが、かと言ってギュウギュウ詰めというわけでもない程度の混みよう。
周囲には、
新聞を読んでいる人、
週刊誌(マンガ)を読んでいる人、
携帯電話をいじっている人、そして
ニンテンドーDS(ドラクエに違いないんだぜ!)をやっている人
…等々。それぞれに退屈な車内にそれぞれのエンターテイメントを持ち込んで
時間を潰しておりました。
オケタニも他の人の迷惑にならないように気をつけつつ、ティガレックスに
ガンランスでチクチク。
電車はとある駅に到着。他路線との連絡がある駅だったので結構な人が
乗り込んできますので、後から乗り込んでくる人のために PSP を一時停止し、
スペースを空けながら立ち位置を固めるオケタニ。
と、その時。
その駅で乗り込んできたおじいちゃん(年の頃は70代くらいっぽい)が、
オケタニの面前までズカズカと押し寄せてきたかと思うと、突然大声で叫ぶ。
( "`Д´) 「お前、何やっとるんだ!!!」
( ´・ω・) 「…?」
突然の事に、オケタニきょとん顔。
( "`Д´) 「狭い車内で皆我慢しとるんじゃ! そんな物持って、邪魔じゃろう!」
( ´・ω・) 「…」
(・ω・` ) 「…」
σ(;´・ω・`) 「…あ、お、俺?」 ここでようやく気付くオケタニ。
おじいちゃん、オケタニの手の中の PSP を指差し、険しい顔つき。
( "`Д´) 「まったく、皆我慢しとる狭い車内で自分勝手な事しとるんじゃないよ!」
( ´・ω・) 「ハァ…」
常日頃、車内で時々見かけるどうでもいい他人同士の口論(←大抵が「押した」
とか「押してない」とか、ホントどーでもいい話だったりする)を「鬱陶しいなぁ…」
とオケタニ思っていましたので、ここで何か言い返したところで年寄りが若造の
言う事なんか聞きゃあしないだろうなぁ・周りの人も鬱陶しいなぁと思うだろうなぁ
と思い、
( ´・ω・) 「そーですか。スミマセンネェ。」
と大人しく返すオケタニ。
( ) 彡 「フン!」
と、おじいちゃんは向こうを向いてしまい、一件落着。走り出す電車。
( ´・ω・) (…ま、いっか。)
そう思いながらふと目を上げると、50代くらいのサラリーマン男性と目が合う。
一部始終を見ていた模様。その男性、軽くオケタニに笑みを送る。その微笑みは
まるで、
(;´∀`) 「災難だったねぇ。」
と言わんばかりでした。こちらも軽く苦笑いしながら会釈。
確かに満員電車でゲームなんかやってたら、時には邪魔になる。それは当然の
事ですし、事実そうだとしたら非はオケタニにあって至極御尤もなこの話。
が、周囲には新聞や週刊誌を読んでる人もいれば、携帯電話やらDSやらを
開いている人もいました。そんな中で、PSP を持つオケタニ1人をターゲットに
おじいちゃんは特攻してきたわけです。
こう言ったら何ですが、PSP ってそんなに邪魔じゃない。新聞や週刊誌は
もちろんの事、フリップを開く携帯電話やDSよりも前に出ない分、圧倒的に
スペース的には邪魔じゃないはずなのです。
それなのに敢えてのオケタニ= PSP への非難。これはやはり、所詮ゲーム機
という物が上に挙げた他の物と比べて社会的位置付けが低い、という事の表れ
なんでしょうか。特にこのおじいちゃんの世代辺りになると。「ゲーム機=下らない物
=邪魔な物」、みたいな、ね。
仕事としてゲームに携わってきて十数年。昨今の Wii や DS の家庭内への
浸透や認知度の高さなんかもあって、ゲームというものが1つのエンターテイメント
として文化的生活の中において『必要なもの』と認識されているナァと思って
いましたが、やっぱりまだまだ『サブカル』の枠を出てないものなのかな、と
改めて感じた一件でした。
…かと言って、別に『サブカル』→ダメ、って考えてるわけではないですけども。
むしろ浸透性という点でも、時代の主流を担う優れた娯楽は anti-social なものが
歴史的には多かったと思いますし。
そんな事をちょこっと頭の片隅で考えつつ、走り出す電車の中で一時停止を
解除し、オケタニは再びティガレックスが待ちうける砂漠へと向かうのでありました。
新聞紙を広げるおじさんの隣に立つおじいちゃんの斜め後ろで。