2008.08.29 Friday

いつも 心に モーニングスター


 昨日、ちょっと重めの打ち合わせが取引先とありまして。その打ち合わせの
日取りが決まった一昨日の事。

( ´・ω・`) 「…という訳で、明日○○○○に行ってきますんで。」
(−@Д@) 「なるほど、オケタニさん、いよいよ○○○○に討ち入り、という
        わけですな。」
( ´・ω・`) 「そんなところでしょうか。」
(−@Д@) 「わかりました! オケタニさんのためにボクがいい物を持ってきて
        あげましょう。」
( ´・ω・`) 「はい…???」


 そして翌日。

(−@Д@) 「オケタニさん、持ってきましたよ。例の物。こいつで○○○○を
        ガーンと言わせてきて下さい。

        はい、これ。モーニングスター。」

(;´・ω・`) 「えええええ、これって、ほ、本物…ッ!?」

 手に持つとズッシリ重量感。そして圧倒的な威圧感を誇るトゲ付鉄球。

(;´・ω・`) 「あの〜、これって一体どこで…?」
(−@Д@) 「某国で299ペソでした。」
(;´・ω・`) 「しかも密輸入っすか…(汗」


 しかしわざわざこのオケタニのために持ってきて下さったのです。
持っていかんわけにはいかんでしょう。鞄に忍ばせ、いざ本能寺へ。

( ^ω^) 「お世話になります〜、オケタニですッ!(ブゥンッ)
      今回の問題の件なんですけども〜(ブゥンッ)
      弊社側に特に落ち度はないという事でですね、(ブゥンッ)」

…と見るからに威嚇するわけにもいきませんので、取り敢えず握りの部分を鞄から
少しはみ出して、そっと会議机の隅に置いてみる。

 どうやら誰も気付いていないようだ(;´・ω・)ドキドキ 。

 会議はたっぷり5時間。何とか大きく揉めずに、オケタニもモーニングスターを
振り回すこともなく無事に終了。

( -_-) 「…という訳で、よろしくお願いします。」
( ´・ω・`) 「いえいえ、こちらこそよろしくデス。今日はお疲れ様でした。」

( ´・ω・) (…終わった。よし、最後に…)

 脇に置いてある鞄を持ち上げて会議机の上に置く。そして、ノートをしまおうと
するその瞬間、握りを掴みさっと持ち上げてみる。一瞬垣間見える鎖部分。

(;`・ω・) (さぁッ、誰か気付け! そして『それ何ですか?』とツッコめ!
       その時俺はこう高らかに叫んでやるのさッ!

       『今日のオケタニは心と身体にモーニングスターを仕込んで
        覚悟キメてやってまいりました!』

       ってな!)

 ところがその刹那の瞬間も誰にも気付かれず過ぎ去ってしまい、モーニングスターも
ノートと一緒に再び鞄の中へ。「お疲れ様でした〜(´・ω・`)」と一声残して
戦場より退却、となりました。

 会社に戻ってみると、5時間も帰ってこなかったので一部の人間は血まみれで
帰ってくるんじゃないかという期待がほんのちょっとだけあったとかなかったとか。

 いや、ないからないから(;´・∀・)ノシ。










 だけどボクは忘れない。あの夏・あの時、確かにボクはトゲトゲの鉄球で
このクソったれな暑さと一緒に全部ブチ壊してやるのも悪くないな、と思っていた
事を。

 だから いつも 心に モーニングスター。
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