お台場の日本科学未来館で開催中の DIGITAL CONTENTS EXPO に
行ってきました。
DIGITAL CONTENT EXPO 2009
http://dcexpo.jp/
目的は、
http://dcexpo.jp/symposium/keynote.html
『ビジネスプラットフォームシンポジウム
~新たなコンテンツビジネスを産み出すプラットフォームのゆくえ~』
「技術戦略マップ2009~コンテンツ分野」では、コンテンツの産業化と
普及には、土台となるビジネス・プラットフォームの形成が不可欠であり、
これにより製品、サービスが再生産され、経済成長を促すことができると
されています。
本シンポジウムでは、今後どのようなビジネス・プラットフォームが
形成されてゆくか、それによりどのようなビジネスが産み出されるかに
ついて、具体的な事例を交えながら議論していただきます。
が無料で見られる(と言うか、DIGITAL CONTENTS EXPO 自体が
ダータでした)という事で、パネラーにドワンゴの会長、ゲームポットの
社長もいるし何かの参考になるかなと思い、ゆりかもめに乗ってテコテコと
お台場くんだりまで行ったわけです。
パネラーに経済産業省の人を加え、IT系ジャーナリストの方が
モデレーターのシンポジウムだったのですが、ただでさえ1時間という
短い時間設定の上に、冒頭に「それぞれの方に10分ずつプレゼンを
していただきます」と言われたところで
(´・ω・`) (…おいおい、1時間で足りんのかヨ。)
と思っていたら、案の定パネラー御三方のプレゼンが終わったところで
「予想はしていましたがパネルディスカッションの時間がありません」と
なりよりました。会場一斉に苦笑い。
そんな感じで時間が短い中での講演・ディスカッションだったので
内容的には
●ビジネスプラットフォーム・媒体としてもネットと携帯はキテるヨ!
●でもネットって課金で銭を取るのが難しいよネ!
●でもアイテム課金は上手くいってるヨ!
●これからはプラットフォームを作った奴が勝つよ多分!
●金を払わせるにはそれに見合ったコンテンツでないとネ!
といった感じで、割とサラリと導入部分を話したところでゲームオーバー、
という印象でした。きっと今回のパネラーの方々はもっと突っ込んだ
意見をお持ちなんでしょうけども、と思うとちょっと残念。
一昨日~昨日辺りから mixi アプリの「サンシャイン牧場」が課金
サービスを開始して、オケタニも「サン牧」はプレイしていましたので
ネットのニュースやコミュの流れとかを横目に見ていたのですが…
アイテム販売を始めたmixiサンシャイン牧場のクレームがすごい
@ぼくはまちちゃん!(Hatena)
http://d.hatena.ne.jp/Hamachiya2/20091022/literacy
今回のケースは一部のユーザーが有料サービスが始まった
→金取るのかよ! 今まで無料だったのに!という事でヒステリックに
反応したのが、なまじユーザー数の分母が大きかったために騒々しく
なってしまったような感じがすっごくする(だって同じ事してる
「ブラウザ三国志」はそんな話聞かないし… プレイヤー層の違いも
あるのかな)んですけども、それはともかくとして、今日の
シンポジウムでも言われていたのですが
●ネットのサービスは無料が当然。
●ネットなら無料のサービスがいっぱいあるのに有料のサービスを
使ってるのは情弱(情報弱者)でカコワルイ。
●面白いのは無料の方にいっぱいあるから、俺達それで十分
楽しんでる!
●それなのにネットに有料サービスを持ち込む奴ら、守銭奴
必死過ぎwww(=嫌儲)
というユーザー心理が現実にあるわけで、確かに作る側としてみれば
「制作にコストがかかっている以上はある程度の、それが良質であれば
更に相応の対価が支払われて然るべき」という考え方は当たり前
なのですけども、現実にユーザー側はそうは思っていないわけですよ。
現実として。
そういったユーザーの意識を変えるには、という事で今回の
シンポジウムではアイテム課金とニコニ広告をサンプルとして
説明されていましたが、ユーザーがお金を払ってもいい、と
思わせるための要素として、「如何に自尊心をくすぐるか」という
ところが肝になるわけです。イケてるアバター然り、強くてレアな
武器然り。ドワンゴの会長さんは、「ニコニ広告で金払ってる奴は
『こんなものにお金払ってる俺イケテル!』というユーザー」と
おっしゃっておりました。これも一種逆説的な「自尊心」で
ありますよな。
言うなれば、今回の「サン牧」騒動はその辺のツボを抑えられて
いなかった、というのも炎上した要因だったんじゃないですかね。
そこは提供者側の至らなかった点、なのではないでしょうか。
(ああ、何だか自分で言ってて身につまされる…)
まぁ、オケタニ個人としては、上のリンク先にも書いてあるように
「いままで遊べていた部分は、そのまま無料で遊べる」という事なので、
取り敢えず「金払ってもいいや~」または「金払う価値はねぇな」と
思うところまではダラダラ遊ぼうかな、と考えております。どうせ
まだレベルも10まで達してないしw
それにしても、今回の「サン牧」のアンチ課金派の言い分はいちいち
「何だかナァ(´・ω・`)」と思うものがたくさんあったんですが、
一番「えー(´・ω・`)」と思ったのは
アイテムを有料化するのでしたら、
コインを逆両替して現金に換えられるようにお願いします。
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それ賛成です 不公平ですよね
今まで費やした時間を考えると妥当な請求だと思います
の下りでしょうかね。ムチャクチャ言うなぁw、みたいな。大体、「遊び」に
使った時間を現金に換金するのが「妥当」、てw。最近たまに
見かけますけど、「自分」の価値は高い、と思っているだけならともかく
それを表に出しちゃう人って意外といるんだよなぁ。そりゃ自分の中では
自分の価値は高いだろけど、他人様にとってはそんな大した価値は
ない場合の方が圧倒的に多いと思うんだけど。傍から見たら、お前が
ゲームに突っ込んで無駄に消費した時間の事なんて知ったこっちゃネーヨ、と
いう事です。そうやって時間を「消費させる」のがこちらの仕事でも
あるわけですが…(;´∀`)
それと、何となくですが、感覚的には
( ´・ω・)っ● 「こちら、新商品の試供品になりまーす。
よろしければドゾー。」
( ゚д゚)ノ● 「アラヤダ、アリガト。ンマー、この化粧品、アタシの肌に合うワァー!
1ついただこうかしら!」
( ´・ω・) 「ありがとうございます。こちら、1本1500円に
なります。」
( ゚д゚) 「ハァ? 何おっしゃってるのカシラ!? さっきタダでくれたじゃ
ないの! こっちのビンに入ってるのもタダで寄越しなさいヨ!」
(;´・ω・) 「エー」
みたいに感じました。ちょっと違うかもしんないけど。
そんな訳で、今日のお話はちょうどタイムリーなネタであったなぁ
という意味でも行った甲斐はあったかな、と思いました。
あと、隣に座ってるオネーチャンがシンポジウム中にガン寝してて
チトワロタ。みんな疲れてるんだネ(;´∀`)。
因みに、明日の講演で「宮本 茂の仕事史」なんていうのも
あるんですが、こちらは完全趣味で行く予定デス(;´∀`)。
グンペイとミヤホンはネ申!
今日行ったついでに展示の方もぐるっと一回り見てきたけど、
規模も小さいからか何だかマターリした空気のショーでした。展示してある
物はすごそうな物がいっぱいあったけど。