OpenOffice.org にハマって…

 半日 OpenOffice.org ハマり Day。オケタニです。やりたい事に、
あと一歩というところまで迫っているのは確実なんだよなぁー!
なのに、そのあと一歩が埋められなくて悩む→試行錯誤→失敗→悩む…
の繰り返し。

( ´・∀・) 「データベースなんて、どーせ使わねぇだろ。」

と高を括って MS Access を買わなかったあの日の俺の、バカ!バカ!
バカ! Access だったら簡単にできるような事なのに…

 いや、多分わかってる人なら OO.o でもできるんだろう。だけど、
オケタニ知らないんだもん…(´・ω・`) 「知らない」という事は
大変大きな disadvantage である事を思い知らされたお。

 今日はS女史御成婚記念飲み会なので、もう出ちゃうんだぜ。
≡ヽ( ´・ω・)ノ<Go! Go! Go! >>> Shibuya


寒空と出張と個人情報と飲み会と仕事の話

 雨空。冷たい風。気温は20℃を越えることはなく、寒々しい空気に
晒されるオケタニです。外出は… 今週はやめておこう。(←出勤中に
ビショ濡れになって、ようやく乾いた上着に包まりながら。)

– – – – –

 そんな事言いつつ、今週後半は大阪へ出張することに決定。
何ヶ月振りだろう。久し振りの大阪だ。いや、大阪や!(←上前歯を
突き出しながら)

 行く理由は、今やってる仕事に関する前向きな話をしに行くという事
なので、気分的には結構前向きに行ける出張なので楽しみ。それと、
せっかくの大阪なので「飯食おう!」という約束もしてるので、それも
楽しみだったり。

 前向きな話をする以上、そのためのネタとかこちらの考えなんかも
ある程度まとめて持っていかないといかんと思うので、色々と頭の
中を整理したいなぁと思っているのだけども、今現在発生している
トラブルの対処で手は一杯だったりもするので中々その時間も取れない。
何か、行きの新幹線の中でようやく手をつけられるような気がちょっと
してる。

 一方、今回の出張が急に決まったせいで前々から約束していた
飲みをキャンセルせざるを得なくなってしまったりもして、そちらは
もったいない、いやさ申し訳ない限り。11月に再アレンジであります
>関係各位。

– – – – –

 「ねぇ…いい…よね…?」と誘われたのでホイホイとOKしてしまった
ところ、いつの間にかデキちゃってました。誘惑には弱いオケタニです。
イヤーン(/ω\)。

 …いや、「デキた」と言っても、今担当しているゲームの非公式ファン
サイトの話なんですけども、まさかそんなものを作っていただけるとは
思ってもいなかったのでちょっとビックリ。こちらが公式のものを
まだ用意していないのでそれに業を煮やして、というところもあるのかも
しれませんが、それだけ「気に入った!」と言っていただける方がいる、
というのは嬉しいもんですネェ。

 その期待を裏切らないように…と内心思ってはいるものの、中々そうも
いってなかったりという現状を見るにつけ、もうホントにイヤーン(/ω\)って
感じ。

 上司と、

( ´・ω・) 「…という訳で、ファンサイトができておりました。」

( ´∀`) 「ホンマかー。取り敢えず、迂闊にうちの社員とか関係者に
       そこに顔出さんようにしてもらわなあかんわなぁ。」

( ´・ω・) 「ですよネェ。」

という会話をしていて、その後早速そこのサイトを見に行ったら
既に何人か見たことのある名前が登録していてワロタwww

 まぁ、アタクシも登録はしてますけども(;´∀`)。でも発言はしません。
社会常識ある俺σ(゚∀゚ )。つーか叩かれるのがイヤだからとても
できっこないんだYO!(;´∀`)

– – – – –

 今度営業関係で会う人がいるんだけど、そのセッティングをしている
大阪のT君からその日程等のメールが来て、その中に

( -Д-) 『因みに、先方の担当の方について調べてみたところ、
       その人のサイトを見つけました。』

と書いてあり、URL の記載が。見てみると、その人個人のブログ
(会社のサイトとかじゃなくて)でした。

 その人はどうも中々の地位にいて有名な方らしく、外部に自分の主張が
見られるのも当然というお考えで、むしろそうやって見られるのを
狙ってすらいるのだろう、と思うのですが、ブログや Twitter であったり
mixi・Facebook 等の SNS であったり、形は色々ですが個人の主張と
情報を発信することがどんどん簡単になっていっているものなのだナァ、と
改めて感じた次第です。当然、その分セキュリティリスクもどんどん
高くなっているわけで。当たり前なんだけど、怖い世の中だナァ。

 …って、こんな事してるオケタニが言う事じゃないんだろうけども。
お前の名前も検索してやろうか!グワハハハハハ!

 それにしても、人のブログや日記を読んでいると、「すげぇ!
こんな事考えてるのか!」とか「こんな事やってんのか!カコイイ!」と
感心する(←変な意味じゃなく、素直に)事があまりにも多いので、
自分の程度の低さに毎度打ちのめされるオケタニです。皆、何で
そんなにアクティブだったり色々考えてたりしてるんだ。もっと
平凡でダラダラ生きていこーぜ!(´・ω・`)

– – – – –

 不具合対策で「(;´・ω・) ウ~ン…」とか唸っている一方で、
「取り敢えず Ver.1 は出たわけだし」と言って飲み会を画策してみたり。

(;´∀`) 『イヤァ~、そんなん言うてられへんかもしれんでぇ~、
      今の状況からすると。』

(;´・∀・) 「…ですかネェ~?」

とか上司と話しながらも、それでも男は飲み会を避けられない生き物
なのです、と開き直って西の方角を睨んで仁王立ちしてみる。
退かぬ!媚びぬ!省みぬ!

– – – – –

 …とか、そんな事を考えてたら1日終わってた。週末から懸念の
トラブルは、解決しなかった…orz そんな1日。何でやねん、と…


宮本茂の仕事史@DIGITAL CONTENTS EXPO 2009

「世界でいちばん売れる何かを作りたい」 宮本茂氏が仕事史を語る @ファミ通.com
http://www.famitsu.com/game/news/1228842_1124.html

 という訳で、予告通り宮本茂氏記念講演@GCE2009 に行って
まいりました。

 会場に到着すると、さすがは世界の宮本、すごい人だかりです。
300席のホールがほぼ満席でした。

 講演の詳しい内容は上の記事を御覧いただくのが一番だと
思いますのでここでは詳しく省きますが、オケタニ的にグッと
きたのは…

「ゲームを作る際は、まずその基本的な仕組み作りを5人くらいで。
 それが出来上がったところで一気にデザイン等のスタッフを投入
 してデータを作っていく」

 これは1つの理想的な開発の進め方なのかもしれないなぁ、と。
贅沢な人の使い方でもありますが。普通、受託で仕事している場合だと
そんな悠長な作り方をするのは中々難しいのではないかと思いますし。
スケジューリング次第、と言われりゃそれまでですが。

 実際、開発進めてるとシステム面で曖昧になってたところが後に
なって「変えようにももう今更データ変えられんよ」という事になって
しまい、しょうがないので何とか折り合いつけて…という、納得の
いかない事態もあったりしますからねぇ。基本システムの練り込みの
重要度を痛感する一瞬であります。

 で、それでもかの有名な宮本氏の「ちゃぶ台返し」は避けられない
んだそうなので、理想と現実って厳しい(;´∀`)。

「今までと違うモノを入れると、大抵猛反対される。だけど
 『そのうち慣れる』と言って入れておくと、大体そのうち慣れる。」

 任天堂のコントローラなんかはその歴史の積み重ねの結果なんだそうで。
ファミコン誕生前はジョイスティック全盛期でして、そこに当時ゲーム&
ウォッチの「ドンキーコング」(持ってたなぁ)で使っていた十字
ボタンを搭載しようとした時にも「こんなものでゲームを満足にプレイ
できるか!」と猛反対されたんだそうな。それをごり押しで十字ボタンに
して、その結果は御存知の通り。

 当然それが「イイモノ」である事が前提ではあるわけですが、
「そのうち慣れるから」と言って常識ではありえない事に挑戦していく、
という事は新しいモノ・面白いモノを作る上では欠かせない要素
なのですな。

 別の話(ツール関係の話)のところで「その事について詳し過ぎる
人にはあまり意見を聞かない。そういう人の意見を取り入れてしまうと
『こうでなきゃいけない』という固定観念が強過ぎて、結局従来のものと
同じようなものしか出来上がってこないから」というお話がありましたが、
その辺りとのバランスの取り方も難しい点ですよなぁ(固定観念や常識は、
必ずしも悪要素ではないと思いますので)。

「自分達が作っているのは、『作品』じゃなくて『商品』」

 芸術作品なら今理解されなくても100年後に理解されればいい、
だけど自分達が作っているのは今いるお客様が触って楽しんで
いただけるものでなければならない、だから社内では「商品」と
言うようにしています、との事。

 これが本質的な正解なのかどうかはわからないけど、元々営業
というフィールドにいた自分にしてみると、ものすごく腹に
落ちてくる言葉でした。多分、オケタニが今向かわなければいかない
方向はそっちなんだろう、と。

「今求められているものが何か、を追及して作っていく。」

 これは特にハードの話のところで出ていたポイントだったのですが、
ファミコンからスーファミ、64、Wii へと変遷していく際に、
何が必要なのかという事を具現化して作られていったのが一連の
ハードだったようです。それが必要だ、となったらそれを載せるために
どうするかを考えて周りを整えていく。なので、柱になるコンセプトは
ブレない。

 生き方も含め色々ブレブレのオケタニには耳の痛い話。

「何をしたら面白いかを積み上げていく。」

 元記事の方で「ドンキーコング」の話の所に書かれていますが、
「こうしたらおもしろい」という事がまずあって、それを画面上に
どうやって表現するかを考えて作っていく、と。当たり前の事では
ありますが、自分が本当にそういう仕事の仕方をしているのか?と
改めて考えさせられました。

「100円入れてもらった後、次の100円をどうやって入れて
 もらうか、というところね。」

 個人的には講演の冒頭でアーケードのゲーム開発の話が出たのは
嬉しかったですなぁ、アーケードからこの業界に入った人間としては。
スペースインベーダーブームに乗じてゲームを作ろう、という話になり、
それが「ドンキーコング」の開発に繋がっていくわけですが、やっぱり
アーケード=如何に100円を入れさせるか、というのが基本なわけで。
オケタニも新卒入社以降、何度このセリフを耳にしたことか。

 アーケードビジネスのそういうシンプルなところって、やっぱり
好きなんだよなぁ。

 そんな訳で、約1時間の講演でしたが、オケタニ的には非常に
面白く、また考えさせられた、楽しい時間でありました。やっぱり
ミヤホンはネ申(゚∀゚)!

 1個だけ残念だったのは、このEXPOの実行委員長で東京大学教授
センセーがこの講演の司会をされていたのですが、その段取りが非常に
よろしくなかった事。プライベートではお知り合いのようでしたが、
あまりにも宮本氏の事を知らなくてトンチンカンな質問・話の取り回しが
多く、見ててウンザリしてきました。講演冒頭に自身の実績・作品を
結構な時間を割いて紹介されておりましたが、そこに来ていた
誰一人としてそんなものには全く興味も何もなかったことでしょう
(宮本氏は賞賛されておりましたが…)。もうちょっとまともに
司会できる人に御登場いただきたかった。そこが全く残念。

 因みにそのセンセー、講演が終わった後、スタッフに「宮本さんはどこ!?
中々こういう所に来ていただけない人だから、一緒に写真を撮らなきゃ!
ボクは今日、そのためにここに来たようなものなんだよ!」とグダグダ
言っておられました(有名人と並んで写真を撮りたがる自称名士の
オッサンみたいだ)が、スタッフ曰く「宮本さんは、終わったらすぐに
○○のセミナーを見たい、と言って出て行かれました」との事。

 講演直後のステージでもそのセンセーが恐らく自分の生徒であろう若い
男の子らを宮本氏に紹介しようとしていたようだったのですが、恐らく
そのセミナーに行きたかったのでしょう、何だか適当にあしらって
さっさと舞台袖に消えていかれる御様子の宮本氏。そしてそれを
慌てて追いかけるセンセー&生徒諸君。

 いや~、賞をくれた実行委員長相手でもそのフリーダムさ。さすが
宮本氏(;´∀`)。そこにシビれる! あこがれるゥ!