OGC 2010 に行ってきました。

 朝、うつろ~としつつヂリヂリと鳴く目覚まし時計の音に
まどろみながらぬくぬくの布団で udud していると、づまが

(;`ω´) 「うぇぇぇぇぇ~!」

と叫んでいるので何かと思って目を開けて見ると、窓の外は
結構な降りの雪が。

ヾ(;`ω´)ノシ 「イヤーン、めんどくさー。」

 そうだね。めんどくさいね。オケタニです。

 今年は雪が多いので、雪やら風やらで寒々しい空気も、
相変わらずちょこっとの雪でガンガン遅れる都内鉄道網の
脆弱さも、だいぶ慣れてまいりました。いや、ゴメン、
やっぱり寒いのは慣れてない。寒いもんは寒いわ。

 昨日こそこそと Twitter でも書いていたように、昨日は
OGC 2010 というカンファレンスに行っておりました。

OGC 2010 -ブロードバンド推進協議会-
http://www.bba.or.jp/ogc/2010/

 有料だけど、会社のお金で。ありがたい話。

 昨今ビジネス的にも注目度の高い「ソーシャルメディア」
「ソーシャルアプリ」「ブラウザゲーム」辺りが色々と
気になるのでその辺りの講演を中心に聴講してみました。

 という訳で、見てきた講演について以下感想。

1. 基調講演 mixiのオープン化戦略
(株)ミクシィ 代表取締役社長 笠原健治氏

 mixi アプリを中心に、mixi の現況やウケるアプリとは?
とか。

 盛んに言っていて「なるほど」と思ったのは、「ソーシャル
ゲームはゲームではない」という事。ゲームの体を一応
成してはいるけども、その実、中身はあくまで
「コミュニケーションツール」であるという事を作る側は
意識しなきゃいけん、という事ではないかと。

2. オープン化時代のゲームビジネス設計
成蹊大学経済学部准教授 野島美保氏

 ソーシャルアプリの構造とか。さすが大学のセンセイだけ
あって、喋り方とかが先生っぽいなぁ~とか思ったり。
何故先生の喋りはこうも眠気を誘うのか。

 ソーシャルアプリをプレイするユーザーの心理と行動
プロセスには3つの段階があって、

 フック(始める)
 →リテンション(続ける)
 →マネタイズ(お金を支払う)

という流れになる、と。

 実際作る側からしてみたら、上記の3つの段階をきちんと
踏んでいけるようにそれぞれの段階の動機・理由を用意
してあげないといけないわけですね。

3. iPhoneアプリ、ソーシャルアプリに見る2010ゲーム開発の潮流~
価格と価値の適正バランスはどこに向かうのか」
国際ゲーム開発者協会日本 代表/ジャーナリスト 新清士氏

 オケタニもちょくちょく足を運ぶ iPhone 開発セミナー
等を主催している IGDA の新氏。NIKKEI.NET にもコラム
書いてる人です。

 この人の話は面白かった! これは聞いてよかったと
思った講演の1つかな。

 今のソーシャルアプリやブラウザゲームの流行は、既に
97年頃の韓国 MMORPG や99年以降のiモードの流行等で
その兆しはあった、と。そういう意味では、今「最先端」と
言われるトレンド、例えば Twitter や ARG (仮想現実代替
ゲーム)といった、今はまだ edgy 過ぎるものも追いかけて
いくことで次の大きなトレンドを掴むチャンスはあるだろう、と。

 ただ、「最先端は金にならない」とも。それ故に二の足を
踏む会社も多くて、だからこそ博打的にチャンスが大きく
なるのかもしれない。

 キーワードとして挙がっていたのが「物語性」という事。
人間は「物語」が好きで、流行するもの・人々の心を
惹きつけるものには「物語」がある、と。これは個人的に
何か作ったり営業ツールを作ったりする上でも結構な
ヒントになるかな、と思いました。

4. ソーシャルアプリによりオンラインゲームは
「プレイ・ライフ・バランス」の時代へ
ゲームディレクター 澤紫臣氏

 オンゲーのハイファイブ元社長・澤氏の講演。結局話が
時間内に収まりきれませんでした、なのは内容が時間に
合うようにまとまりきれてなかったのか、余計な話・
言い回しが多かったからか。多分両方。

 内容は、ソーシャルゲームの基本構成・要素等に関する
分析。ソーシャルゲームのプランナーとしては非常に
参考になるなぁ、と思ったけども、結局は笠原社長講演の
内容を掘り下げた、みたいな内容だったようにも感じる。
完全にゲーム作る人向けの講演。

 この講演の時に隣に座っていたオネーサンが某韓国系
大手ネットゲー会社の人だったらしく、講演終わった後に
すごい勢いで澤氏との名刺交換に行ってた。オケタニも
Twitter でフォローしている人だったので何とかできねぇ
かなwと思ってたんですが、えらいこと人が並んでたので
断念。

5. 次世代コミュニケーションサービス「Twitter」とは
(株)デジタルガレージ Twitterカンパニー カンパニーEVP
佐々木智也氏

 mixi 基調講演以外では、オケタニが見た講演の中では
一番人が多かったかも。立ち見もかなりの数いたし。

 まぁ、Twitter だもんな。当たり前か。

 内容は Twitter に関する概要と活用事例。デジタル
ガレージは本家 Twitter 社の株主であり日本代理でもある
立場だそうだけど、本家の意向で Twitter の利用は基本的に
使いたい人の好きに使っていいよ・別にお金は取らないよ、
というものだそうな(これを Twitter の「エコシステム」って
言うんだと)。広告に関しても、デジタルガレージは
広告代理店部門がその辺のお手伝いはするけども、自分で
やるんならそれはそれで構わんよ、みたいなスタンスらしい。

 実際の事例をいくつか紹介してたけど、皆色々考えてる
ものだなぁ、と感心した。Xbox 360 をはじめ、ゲームでも
活用事例はどんどん増えていっているし、これからゲームを
考える時は Twitter を使った広告やゲームへの実装・
関連も必須になるだろうね。

 「さらっと説明して、最後になるべく質疑応答の時間を
取るようにします」と冒頭で言っていたにも関わらず、
終わってみたら時間ギリギリで質疑応答ナシヨ、とw
やっぱり講演する側ってつい長く喋っちゃうものなんだろう
なぁ(;´∀`)。

6. ソーシャルアプリケーションプロバイダー向け
インフラサービスのご案内
(株)ビットアイル(イベントスポンサー)
マーケティング本部 事業推進部 部長 高倉敏行

 データセンターのビットアイル社から、ソーシャルアプリ
向けのデータセンターサービスパッケージの御紹介。

 データセンターと言うと1年契約とか納期が1~2ヶ月とか、
結構時間的に長い縛りがあるものだけど、ソーシャルアプリ
ビジネスの性格を考慮して短納期・短期契約のパッケージを
用意しますヨ、という内容。ソーシャルアプリビジネスに
乗り出すアナタ、サーバの事ならビットアイルへ! m9っ`・ω・´)

(ビットアイル様、この広告料はアガリの5%で結構です。)

7. ブラウザゲーム国内本格参入
(株)ベクター代表取締役社長 梶並伸博氏

 ブラウザゲームが注目されているけど実態についてほとんど
知らないオケタニだったので、こちらの講演に行ってみました。
ベクターと言えば、オケタニもハマりこんでる『ブラウザ
三国志』のパブリッシャーとしても有名であります。

 話の内容は、ベクターのブラウザゲームに至るまでの経緯とか
現在のビジネスの状況とか。

 ポイントとしては、ブラウザゲームはモバイルも含めて
プラットフォームを選ばずに展開できる、という点。裏を
返せば、モバイル必須だ、っつー事なんでしょう。クライアント
インストールベースのオンゲーと比べると ARPU の平均が
極めて少額である事を考えるとモバイルのユーザー数は当然
無視できないわけですしなぁ。

 「薄利多売」というのはソーシャルアプリも含めて
この辺のビジネスの肝なんだろうね。かつて「薄利多売じゃー!」
という雄叫びと共に全世界に基板を売っていた関西某メーカーの
元社員としては、馴染みが深いんだゼ(;´∀`)。

8. パネルディスカッション
「多様化、特化するユーザーとSNSの新しい形とは?」
<モデレーター>(株)日本技芸リサーチャー 濱野智史氏
<パネリスト> (株)エンタースフィア 代表取締役社長 岡本基氏
        zoome(株) 代表取締役社長 兼 CEO 工藤純平氏

 最後はパネルディスカッション。この裏で MMORPG に
関するパネルディスカッションもやってて、最初はそっちを
見に行く予定だったんだけどパネリストを見て「もしかしたら
こっちの方が参考になるかも…」と思って直前に変更したんだけどネ。

 うん、まぁ、失敗でしたよ(´・ω・`)。素直に MMORPG の
方に行った方が、多分参考になる情報は多かったんだろうなぁ。

 ディスカッション自体は、まぁ面白かったのは面白かったん
ですけどね。Web サービス関係の方には、今後のビジネスを
探る上で方向性の1つとして、こういった会社がやっている
サービスというのは大いに参考になるんじゃないでしょーか。
と思いました。

 ノーマンさん、お宅の社員さんが最後に質問してましたヨ!
どーでもいい情報でスミマセン。

 …と、駆け足ですが、主に印象に残った事を書いてみました。

 この後社内提出用の報告書を書かないといかんので、そっちは
ちゃんと書かないとなー(;´∀`)。メンドクセー。

 ちゃんと講演の内容を知りたい人は、GameBusiness.jp とか
見ればいいじゃない!!!

 講演を見ながらハッシュタグ付けて Twitter に書いてたら、
何人か多分それを見てフォローしてくれた人とかいたんですけど、
その中に

Twitter / たちばなー: コンシューマ業界の人少ないなー。ウェブとオンゲ多いな …

と言っている人がいて、確かに講演中周りを見回すとウェブか
オンゲー関係の人ばっかりだなぁと思ったのはオケタニも同様でして。

 終わった後にちょっとしたフード・ドリンク付の懇親会が
あって、「ゲストに浜村弘一氏(エンターブレインの社長)!」
というアナウンスもあったのでちょっと残ってみたんですが、
何となく所在がなくって速攻退散してしまったオケタニとしては、
少数派のコンシューマ業界人で一塊になってその一団に
加わりたかったヨー!とか思いました。

 …まぁ、内気な人間なのでネ、それでも所在はなかったんだと
思います…(´・ω・`)

 報告書かなきゃなー、とか思いながら自宅に帰ってメールを
見てみると、本社のチーフデザイナーから「こんな情報
ありました!」とファミ通.com の mixi 笠原社長講演の記事
関係者に送信されてた。

(;´・ω・) 「おいおい、これからその内容を報告しよう、って
        いうのに、ネタばらししないでくれよぅ~。
        芸人殺しか!」

と一瞬思ったんですが、

(・ω・` ) (…いや、待てよ。この文章をそのままパクって
        報告書を…)

と思い直し、早速…

 「関係者に送信」されてんのにパクったらバレるやん Σ(;´Д`)。

 これ書いてる途中で急遽親会社の人と打ち合わせになったので
あれこれ話してたら、お互い OGC に行ってた事が判明。
わかんないもんだネ。


富山発の和菓子 ~手作り最中 月の架け橋~

 ここのところ週末はいつも寒いので、ひきこもることの多い
オケタニ家。

( ´ω`) 「おーやーつーだーよー。」

~( ´・ω・) 「ハーイ。」

( ´ω`)つ 「召し上がれ。」

( ´・ω・) 「いただきまー… ん? 何これ。」

( ´ω`) 「こないだ富山帰った時にもらってきた甘物だよ。」

( ´・ω・) 「ほほぅ… 『手作り』最中、とな。初めて見た。」

( ´・ω・) 「あ。餡子背負ってる。」

( ´・ω・) 「な~るほどね。餡子と最中の皮が別個になってるんだ。」

( ´ω`) 「おあがり。」

( ´・ω・) 「うむ。」 ガサガサ (←包み紙を開けている)

( ´・ω・) 「まず皮を取り出して、と。あ、欠けた。まぁいいや。」

( ´・ω・) 「餡子・オープンッ! おお、何だかプルプルだな、見た目。」

(・ω・` ) 「ちょっと待った。これ、どうやって最中に入れれば
        いいんだよ?」

( ´ω`) 「さぁね。スプーンか何かで詰める?」

( ´・ω・) 「何か面倒だな… あ、そうだ。」 カサカサ

( ´・ω・) 「ガシーン! 皮を上からかぶせればいいんじゃん。」

( ´・ω・) 「餡子に乗せた皮をひっくり返して、と。」

( ´・ω・) 「そしてーッ!」 ガシッ

( `・ω・) 「発進ーッ!」

ヽ( `・ω・´)ノ 「パイルダァァァァァーッ、オンッー! ガシーン!!!」

( `・ω・´) 「完成ーッ! モナンカーZェェェット!
       ゆけ! 悪を蹴散らすんだ!」

『ガブーッ』

『ギャアーッ』

『さらば・モナンカーZよ。君の事は忘れない…』

(´ω` ) 「何やってんの?」

( ´・ω・) 「あ、何か作ってるうちにテンションが別方向に
        すっ飛んでっちゃった。」

(´ω` ) 「で、どう? お味は。」

( ´・ω・) 「何これ、このサクサク感! こんなに皮がサクサク
        してる最中、食べたことない。超旨い。」

(´・ω・`) 「そうか! 餡子の水分が皮に全く移ってない状態
        だからか。ただこれだけなのに、随分変わる
        ものだなぁ。」

( ´ω`) 「手作りに勝るものなし、の格言通りだね。」

(・ω・` ) 「そんな格言はついぞ聞いたことないけど、
        まぁそんなとこ。」

月の架け橋 – 創業明治2年 中尾清月堂 – 富山県の和菓子製造・販売
http://www.yukibotan.co.jp/items/item.php?id=i0018&sid=01

( ´・ω・) 「ぬぅ… 通販までやってるじゃないか。」

( ´ω`) 「ホントだ。」

(`・ω・´)ノ 「富山の和菓子と言うと、石黒松月堂傘松
        語らないわけにはいかないのだが。」

石黒松月堂
http://www.imizucci.jp/info/isikuro/

( ´ω`) 「今日は写真も多くてダラダラと長いから、この辺に
       しときなさい。」

(´・ω・`) 「…ハァーイ…」

【追記】

( ´ω`) 「ハイ、今年のバレンタインはミッション・コンプリート~。」

(・ω・`;) 「エェッ!? そ、そーゆー事だったのッ!?」


1日遅れでもHappy Valentine!!!

 朝から曇天の空の月曜日。「あ~こりゃ降るな~。今週は外出の
多い週なのに(´・ω・`)」と思いつつ、取り敢えず家を出る時間には
雨は降っていなかったので折り畳み傘だけ持って出てみたらば、
会社の最寄駅に電車が到着する頃には雨が。折り畳み傘は所詮
折り畳み傘、会社に着く頃には腕の辺りがビショビショのオケタニです。
わかっててこういう目に遭うと、心が受けるダメージもひとしお(´・ω・`) 。

 そんなお天気コンディションでしたが、お客様とのアポがある・
ある以上は外出しないわけにはいかない、という事で某私鉄に乗って
都内某所へと行って参りました。

 電車を降り、止まない雨の中お客様の会社へ。時間ピッタリに
着いたのでまっすぐ受付に向かうと、そこには20代前半くらいの
オネーサン×2の姿が。受付に近寄るオケタニに気が付きその内の
1人が腰を上げたので、前に立ってオケタニ会釈。

( ´・ω・) 「毎度デース。オケタニと言いますが、○○さんとお約束
        しているのですが。」

川 ・∀・) 「ハイ、お呼び致しますので少々お待ち下さいませ。」

( ´・ω・) 「アイ。」

川 ・∀・) 「…ア、それと…」 ゴソゴソ

( ´・ω・) 「?」

川 ・∀・) 「1日遅れでスミマセンが、お受け取り下さい。」

(;´・∀・) 「エ… エ…!?」

川 ・∀・)つ□ 「どうぞ。」

□⊂(・∀・`;) 「ア、ありがとうございます。」

 え!? え!? 何、何このプレー! 何かちょっと振り返って
みたら他の来客の方々も何だかユル~い微笑浮かべてるし。
見んな! 俺をそういう生温かい視線で見るなァッ!!!
オマエラだってさっきもらったんだろーがーッ!

 …と思いつつ、そそくさとチョコをカバンにしまい、端っこに
逃げるオケタニなのでした。

 しばらく待つと、程無く担当の方が現れて打ち合わせ開始。

( ´・ω・) 「…という訳で、チョコをいただいてしまいまして。
        ありがとーございます。」

( `∀´) 「おー、いいですねぇー。ウチの会社、そんな事
       してるんだ。」

( ´・ω・) 「ステキです。サスガです。」

( `∀´) 「萌えちゃうでしょ?」

( ´・ω・) 「…」

(*´・ω・`*) 「…」

 美人受付嬢からチョコをもらうなんて! 当然萌え萌え
決まってんでしょうッ!!! こんなシチュエーション、30年以上
生きてきて一度たりとも出くわしたことないわコンチクショー!!!

 あまねく日本中の会社が、2/14 にはこういうサービスを
するべきだと思うッ! そうすれば営業も楽しく&積極的に
回れる、ってーもんですッ! 思わず安いお値段でお見積も
出しちゃう、ってーもんですッ!

 全国の社長様及び総務部長の皆様、ぜひ御一考をッ!!!

 という訳で、オケタニの今年のバレンタインデーは成果
「1個」
と相成りました。

 …え? づまからもらわなかったのか、ですって?

 そーゆー事ぁー、づまの方に直接訊いていただいた方が
よろしいんじゃないかと思いますデスよ。

。・ ゚・。* 。 +゚。・.。* ゚ + 。・゚・(ノД`)ウエーン