ども! 新卒の時に初任給でネオジオを買ったオケタニです! 因みに
ボクは「サムライスピリッツを買った方」でして、もう1人同時期に買った
同期は「餓狼伝説スペシャルを買った方」、という区分けになっておりました。
弧月斬!て事でネ。
ひょんな事からずるずると昔の記憶が引きずり出されてきましたので
久し振りにガッツリとオケタニ的ゲーム話でもしよーかと思います。
ネオジオと言ったら「格ゲー」なわけですが、KOF だ? 餓狼だぁ?
サムライだぁ~ぁん? そんな華々しく飾り立てられただけのタイトルは
いいんだ! そこにあるじゃないかッ! 真の漢達が血と汗を流して
作り上げ、そして(ごく一部の)プレイヤーを熱狂の渦に叩き込んだ、
数々の綺羅星達がッッッ!!!
という訳で、本日のお題は~ッ!
「ネオジオマイナー格ゲーと俺。」
でーす!
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痛快ガンガン行進曲
入社当時、「おーい、自分らー、ちょっとこっち来てこれ見てみろー!」
と上司(←超怖かった)に呼ばれ、行ってみたらデモっていたのがこの
タイトル。
「よし、ちょっと対戦やってみるか!」と言う上司を、その後3タテで
ボッコボコにしたのも今では良い思い出ですッ!(;´∀`)
同僚と「これ横だけじゃなくて縦移動もあんのね、結構おもろいやん!」
と盛り上がっていたのですが、その後すぐに KOF94 が発売され、
あっという間に市場から消えていきました…
因みに、英語名の『AGGRESSORS OF DARK KOMBAT』という、
全然和名と合わないかっこいいタイトルは当時同じ部署にいた外国人の
上司が付けた名前。「頭文字ヲ取ルト "ADK"。ネ、カッコイイデショ?」
(※ADK はこのゲームの開発会社)って、確かにかっこいいけど
そのタイトルをこれに付けるのはちょっともったいなかったとオケタニ
今でも思うんだ。
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GALAXY FIGHT
このゲームを初めて見たのは真サムが市場を席巻していた頃。
「何だか珍しいタッチのゲームだなぁ… え? キャラ8人? 少なッ!」
という事で全く期待していなかったのですが、いざ事務所の先輩と対戦を
やり始めると、あまりにも対戦がアツ過ぎて深夜までひたすら対戦を
し続ける日が連夜続く、という事態に。
…が、実際に注文を取ってみると惨憺たる結果に…(´・ω・`)
そして、その体たらくを見て上司が言ったのは…
(丶`Д´) 「自分ら、このゲーム、どう思う?」
( `・ω・´) 「オモロイッス! 対戦最高ッス!」
(丶`Д´) 「でも売れてへんやないか。」
(;´・ω・)ノ 「確かにそうですが… でも、やってもらったら
きっと面白さがわかってもらえると思うんですよ。」
(丶`Д´) 「そうか… よし、わかった。」
(´・ω・`) 「?」
(丶`Д´)っ 「自分ら、これからしばらく毎日朝から晩までゲーセン行って、
このゲームをプレイしまくって、面白さを伝えてこい。」
(;´・ω・`) 「えぇーっ!?」
という訳で、それからしばらくの間、朝から晩まで担当エリア中の
ゲームセンターを回りまくり、各店で先輩と2人、シングルやら対戦やら
プレイしまくって(対戦で勝つ度に「イヤーッッッフゥゥゥーッッッ!」と派手な
アクション付きで…)GALAXY FIGHT をプレイする、という生活に。
その結果… 追加注文、入りませんでした(´;ω;`)。
その後、KOF95 が出る頃には完全に姿を消しておりました。
サンソフトと言うとその後『わくわく7』が出て、そっちも良ゲー
だったのにあんまり売れなくて、「もったいない…(´・ω・`)」と
思った思い出。『わくわく7』は全キャラエンディング見たなぁ。
エンディングの BGM がイカしてた。
わくわく7
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ダブルドラゴン
「ダブルドラゴン」と言えば横スクロールアクションの金字塔の1つ
でありますが、その対戦格闘版でございます。
当時、某人気格闘ゲームの続編の発売を控えていた頃、ある日突然
上司から
(丶`Д´)ノ□ 「ほら。これ、売るから。」
ヽ(;´・ω・)ノ 「えぇー!? だ、だって、この後すぐに『アレ』が
出るんですよー!? 売れっこないじゃないですかー!」
(丶`Д´) 「しゃーないやろ、『売れ』って言われとんのやから。」
(;´・ω・) 「えぇー…」
と指示が出たので慌てて営業したのですが、その直後に大型タイトルが
控えているという公然の事実の中、お客さんも突然飛び出してきた
商品を買うはずがなく、販売数量はそこそこ、という寂しい結果に。
結局その月は『ダブルドラゴン』、『得点王3』(サッカーゲーム)、
そして久々の超大型タイトル『餓狼伝説3』が鳴り物入りで登場し、、
1月に3本のタイトルがリリースされるという営業としては地獄のような
月になったのでしたが…
その後、『餓狼3』は色々と問題があり販売ペースは急激にダウン。
それから1年、2年、3年と経ち、いつまで立っても追加の注文が
来続けたのは何を隠そう『ダブルドラゴン』でした(;`・ω・´)。
そんな訳で、うちの事務所では「売上に困った時には『ダブルドラゴン』」
という定説まで出来上がることに。
正に奇跡のタイトル、それが『ダブルドラゴン』!!! どうもありがとう!
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神凰拳
初めて資料を見た時の第一印象は「おぉッ! 3Dっぺぇ!( ゚∀゚)」。
初めて実物を見た時の第一印象は、「おぉ… しょっぺぇ…(´・ω・`)」。
それが神凰拳 by ザウルス!!!
ところが空中ダッシュ→コンボを叩き込むゲーム性が中々新しい&
面白くて、これまた先輩と連日対戦をやり込む毎日に。やり込んでいくと
画面のカクカクもあまり気にならなくなってきまして、結構良ゲーやん!
と思っておりました。
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ニンジャマスターズ -覇王忍法帖-
そんな感じで『神凰拳』を日々楽しんでいたある日届いたのが、
ADK の『ニンジャマスターズ -覇王忍法帖-』でした(今思うと、この
タイトルって結構やばいよな)。
オープニングデモが恐らくネオジオゲーム内でも珠玉のかっこよさを
誇る(とオケタニは思っている)、『ワールドヒーローズ』ばっかりだった
ADK 久々の完全新作格ゲー。プレイしてみるとコンボはさくさく決まるし、
派生技・必殺技の種類も多く「さすが ADK!」という出来。
(;`・ω・´) 「こ、これは… しょっぺぇ『神凰拳』やってる場合じゃねぇ!」
という事でオケタニは早々に『ニンマス』に乗り換えてしまいましたが、
先輩は「いや、奥の深さは絶対『神凰拳』の方が上やで!」と言って、
頑なに『神凰拳』をはなさない(´・ω・`)。しばらく2人で筐体を
取り合う日々が続きました。
その内に先輩もあきらめた表情で『ニンマス』に乗り換えてました。
未だに当時の同僚とは、「で、ロゴの『NINJA MASTER ‘ S』の
アポストロフィは結局一体何やったん?」とネタになります。で、結局
一体何やったん? ニンジャマスターズ「の」、何!?
そしてそれから程無くして KOF96 が登場。『神凰拳』『ニンマス』
共に、あっという間にゲーセンから駆逐されていきました…
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ブレイカーズ/ブレイカーズ・リベンジ
『ブレイカーズ』が我々の眼の前に現れた時、誰もが唸るように、
こう呟いたものですよ。
「し、『死嘩護』復活やぁぁぁ…」
かつてビスコが開発していた格闘ゲーム『天麟の書 死華護』は、
『ブレイカーズ』が登場する数年前の AM ショーにひっそりと出展され、
「何これ?(´・ω・)」と思っていたのですが、それ以後数度雑誌で
ちょこっと紹介された後、いつの間にか消えていました。
それがいきなりの大復活ッ! しかも、プレイしてみたら意外や意外、
結構よくできてるじゃないの! という訳で、「これは… いけるッ!
( `・ω・´)q」と確信を得たオケタニ、早速お客様に大プッシュ!
そして遂にゲットした大口受注ッ! ありあとや~んすッ!
…そして、納品から1ヶ月後… お客様の倉庫を訪れると、そこには
大量の『ブレイカーズ』の売れ残りが…(´・ω・`)
"BREAKERS" breaks our money. という「誰うま」な名言をお客様が
口にしたのはその時でした。さすがにこの時は泣きそうになりましたヨ。
因みに上の動画は『リベンジ』の方なんだけども、ま、忍者キャラの
「才蔵」がいるかいないかくらいしか違いはないので問題はありません。
でも、格ゲーとしては本当によくできてたと思うんだよなぁ。
『ダブルドラゴン』や、後に出る『レイジ・オブ・ザ・ドラゴンズ』と
同じ空気を感じる。見た目はちょっと時代遅れなんだけど、ゲームは中々
よくできてますよ的な。
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武力 ONE
番外編、という事で HYPER NEOGEO 64 でリリースされた『武力 ONE』
です。タイトルに「ONE」ってついちゃってますが、「TWO」は
出ませんでした。無念。
ボタンで移動・レバーで攻撃、という驚きの逆転の発想で来られた日にゃあ、
「いよいよこの会社も狂いよったァッ!(;´・ω・)」と思ったものですが、
実際触ってみるとこれが… そう、喩えるなら「アイスの天ぷら」って
言いますか、もしくは「肉巻きおにぎり」と言いますか… 「えー、それは
ないやろぉ… ッ!? えッ!? ウソ、何これ美味しいッ!?」という新食感。
事務所内でオケタニを含む極々一部による『Team 武力』が発足するのも
時間の問題でした。
そして『Team 武力』で担当エリアのゲーセンに赴き、店長や地元の
ゲーマーに布教する非公式活動の日々… いやぁ~、良い思い出です。
まぁ、「TWO」が出なかった、という事実を以てして結果は推して
測るべし、ってところですけどネ!orz
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風雲黙示録
風雲拳-
それは実戦空手道と
ブーメランをくみあわせた
まったくあたらしい格闘技
うぅおおおおおおおおおおーーーーーッ!!!
でお馴染み、最早『マイナー格ゲー界のメジャーリーガー』(←訳が
わからん)と誰もが認める『風雲黙示録』! これ、本当に今やメジャー
タイトルだと思うんですけど、やっぱり最後に紹介せざるを得ない。
うん、せざるを得ない。
初めて『風雲』を見たのは入社直後で、事務所にあった企画書の
コピーで見たのが最初。当時は『餓狼』『サムスピ』『ワーヒー』全盛期で、
この辺のタイトルさえあれば無敵じゃね?という SNK 無双だった時代と
言っていい頃だったのですが、この『風雲』の企画書を見た時は
さすがに身体の震えが止まらなかったですね。
(;´・ω・) 「…おいおい、これ、マジで出そうとしてんのかよ…ッ!?」
…ってネ!(;´∀`) だって、「ブーメラン+空手」ですヨッ!?
一体どういう了見でこれを出そうとしてんだッ!?と真剣に思ったもの
です。ブーメランて! ブーメランてッ!!!
それから数年。記憶の底から「ブーメラン+空手」のインパクトが
だいぶ薄くなり消えようとしていた頃。「ヤツ」はボクらの眼の前に
流星のごとく現れたわけですよ。まさしく、
うぅおおおおおおおおおおーーーーーッ!!!
の雄叫びと共にッ!
で、まぁ、当時イケイケだった SNK さんだっただけあって、
売る方もえらい強気でしてね。
ある日、倉庫から「荷物が来てますよー」という連絡があったので
行ってみたら、そこにそびえ立つのは『風雲黙示録』がたっぷり詰まった
段ボールの山でした…(;´・ω・)
それからです。ボクと『風雲黙示録』(の在庫)との長きに渡る戦いが
始まったのは…
★
風雲スーパータッグバトル
熾烈を極めた『風雲黙示録』との戦いに傷ついた身体がようやく癒えようと
した頃に突如現れたのがこの『風雲スーパータッグバトル』でした。
こいつも初めて見た時の衝撃は、今も忘れられません。
(;´・ω・) 「や、ヤツが… ヤツが、帰ってきよったァァァッ!」
そして、また
うぅおおおおおおおおおおーーーーーッ!!!
…かと思ったら、実際プレイしてみますとこれが意外や意外、結構
よくできてておもしろい。
タッグバトル制で、2人のキャラを切り替えながら戦うシステムなのですが、
片方が負けちゃうとそこでゲームオーバーというシステムと交代できる
タイミングが限られるシステムには理不尽さを感じつつ(同時期に出た
『MARVEL VS. CAPCOM』がいつでも交代できて、片方が負けたら自動で
残ってるキャラに交代、というシステムだったので余計にそこが不満だった)
も、肝心のゲームそのものは操作性も良く、『~黙示録』の姿を微塵も
感じさせない出来…
ああ、そうか、そうなんだ。こいつはあの、『~黙示録』じゃない。
俺を苦しめた『~黙示録』じゃないんだ。正に『スーパー』なアイツとして
新しく生まれ変わったんだ!!!
うぅおおおおおおおおおおーーーーーッ!!!
この出来なら、自信を持って進められるッ! 早速営業だァーッ!
という訳でお客様の元に走り、大口受注をゲット! これで、これで
『風雲』ブランドは復活するッ!!! 「まったくあたらしい格闘技」
ゲームの時代の幕開けやでぇぇぇぇぇッッッッッ!!!!!
…そして、納品から1ヶ月後… お客様の倉庫を訪れると、そこには
大量の(以下略)
因みに、『~黙示録』の英語名は『SAVAGE REIGN』、『~スーパー
タッグバトル』は『KIZUNA ENCOUNTER』という、中々かっこよさげな
タイトルが付いていたんですヨ…
名前負け、してるよなぁ、ウン…(´・ω・`)
そして『風雲』シリーズは終焉… しかしその魂は、『月華の剣士』
として後にようやく花咲かすのでした。
★
『ファイトフィーバー』は?とか言われそうだけど、アレ、ボク直接
関わってないから全然思い出がないんだモン。ミユーキー。
★
他にも抜けてるタイトルってあったっけかなぁ… 取り敢えず個人的に
思い出深いタイトルに絞ってますので、「アレがない」「コレがない」
系のクレームは勘弁して下さい(;´∀`)。『ゴウカイザー』とかさ。
★
うん、まぁ、アレだ、次回は「ネオジオシューティングゲーと俺。」
って事で。1つよろしく。